増加している「ドライマウス」

緊張したときなど、よく口の中がカラカラに渇いたりすることがあります。こんなときは、水でも飲んで、口やのどを潤せば治まることがほとんどです。でも、水を飲んでも治まらず、ずっと口の中が乾燥した状態が続くのが「ドライマウス」です。

乾燥が進むと、ものが食べにくくなったり、話しにくくなったり、口の中がネバネバしたりすることもあります。また唾液の量が減るということは、口腔の自浄作用が低下し歯垢がたまりやすくなって、虫歯が増えたり、歯周病が悪化したりしやすくなります。と同時に咀嚼障害や嚥下(食べ物を飲み下すこと)障害を助長することになります。

これらの事態に陥らないようにするためにはふだんから唾液をしっかり分泌っせることが大切です。こまめな水分補給は大切で、特にタンパク質の摂取が不足している場合は気付かないうちに脱水状態になっていることも珍しくありません。

そして食べ物をよく噛む習慣をつけたりすることはもちろん、できるだけストレスをためないようにすること。ストレス状態が続くと口の中は乾きやすくなります。

こまめに水分補給! ストレスはため込まないように気を付けましょう!

健康で一番後悔していること

雑誌の「プレジデント」の調査で興味深い結果が出ていました。

健康に関して「リタイアするまでにやるべきだった・・・・・」と後悔していることはというアンケートで

最も多かった回答が「歯の定期検診を受ければよかった」だったそうです!

スポーツやウォーキング、暴飲暴食などを抑えて堂々トップに挙げられたのです。それほど晩年になってから歯の大切さを痛感している人が多いことがわかります。

ということは今から歯のケアをしっかりしておけば、ことような公開や悩みが少ない晩年を送ることができるのです。

命を守る最後の砦が「食べること」です。食べられないと命を維持するための栄養が十分に摂れなくなります。

歯をケアすることは、しっかり食べるころ、命を守ることでもあるのだと思います。

歯ぎしりについて

寝ているときに歯ぎしりをしていることを家族から指摘され、心配になってお越しになる方がよくいらっしゃいます。

歯ぎしりの強さの度合いにもよりますが、明らかに歯がすり減るほどの歯ぎしりがある方は要注意です。放置しておくと歯が割れてしまったり(破折)、かみ合わせが悪くなってしまい、場合によっては顎関節症になってしまうことがあります。

ただ、歯ぎしりは無意識下での行為ですので、止めることは難しいです。ですので対症療法にはなりますが、歯にかかる負担を減らす治療方法はあります。スプリントというスポーツ選手が口にはめるマウスピースに似た装置を歯にはめて寝ていただくことで

歯にかかる力を軽減させるものです。

もし家族に歯ぎしりを指摘されたことがある方、あるいは朝起きたときに顎のあたりが疲れた感じがする方は一度スプリント治療をお受けいただくことをお勧めします。

デンタルフロス

夜寝る前に歯磨きをすることはとても重要なことです。

それに加えて、デンタルフロスを歯と歯の間に通してあげるとさらに汚れが取れてきます。

歯ブラシだけではどうしても歯と歯の接触部位に毛先が届きません。そこに溜まったプラークがやがて歯をむしばんでいきます。

さらに歯ぐきや顎の骨までも悪くしていきます。

毎日フロスを通すのは面倒かもしれませんが、3日に1回でもいいと思います。結構悪い奴が糸に絡まって出てきますから。

でも意外とデンタルフロスって使い方が難しいものです。興味本位で買ってみたものの使い方が難しいとそのまま使わなくなるものって多いと思いますが、デンタルフロスもそのひとつかもしれません。

当院ではフロスの使い方、通し方もご説明させていただきますので、遠慮なくお申し付けください。

口内炎

「しょっちゅう口内炎ができるんで困ってます~」という方は結構いらっしゃいます。

口内炎にはいろいろ原因がありますが、全身の体調を崩したり、栄養不足なども影響していると思います。

口内炎の治療にレーザー治療があります。麻酔もなしでほとんど痛みもなく数秒で終わります。口内炎にレーザーを照射することで、食べ物や飲み物でしみる症状はほとんど消失します。

あとはご自宅で口内炎用の軟膏を塗っておけば比較的すぐに改善されます。

口内炎が頻繁に出来て困っている方、一度是非お試しください。お待ちしております。