口腔ケアで第3波を乗り切る

新型コロナウイルス感染拡大の第三波真っ只中です。外出を自粛せざるを得ない状況が続き、閉塞感がありますが、マスコミなどの過剰な報道に惑わされてしまうのも悔しいので、私は感染予防には十分配慮したうえで外出も適度にしております。

病院の受診控えもあまり過敏になってしまうとうっかり他の病気の進行を見過ごすことになるのでは?と少し心配になります。

口腔内のケアに関しても同様で、定期検診を延ばし延ばしにしてしまうと歯周病の悪化や虫歯が進行してしまい、それが元となり新型コロナ由来の肺炎を重症化させる恐れがあると指摘されています。

運動不足も生活習慣病を引き起こす原因となりますし、ご高齢の方々もずっと自宅に閉じこもっていると老化に拍車がかかり、数年後には逆に介護を必要とする高齢者が増加するのではと言われています。

全身の健康を考えるとあまり怖がらずに適度な外出をして体を動かした方が良いのではではないでしょうか?

 

大変な一年でした

今年は新型コロナウイルスの感染拡大のために大変な一年だったと思います。観光業や飲食関係に携わっている方々、あるいは医療現場の最前線で常にコロナウイルス感染の危険にさらされている方々は、本当に大変な思いをされていることと思います。私自身も常にフェイスシールドを着用しながら診療するような時代が来るとは夢にも思っていませんでした。しかし来年もしばらくは同じ状況が続くことは間違いないようです。医療に携わる者として、私たちスタッフ一同は今後もコロナを始めとしてあらゆる感染症に対する予防対策を徹底し、患者様(当院のスタッフも含め)に安心して治療をお受けいただけるように万全を尽くしていきたいと思います。

新型コロナに負けない健康のヒント①

緊急事態宣言が全面解除され、今後はウイルスとの共生していく生活が求められています。さまざまな経済活動が再開されることにより、再度感染が拡大する可能性があります。長丁場に備えて感染対策の徹底が重要になってきます。

ウイルス感染は、鼻・口・目から起こると言われていますが、インフルエンザウイルスが口腔から感染する場合、口腔が不潔だと感染するリスクが高くなります。それは「口腔細菌が出すタンパク質分解酵素」がウイルスを粘膜細胞に侵入しやすくするためです。特に歯周病菌は強力なたんぱく質分解酵素を持っています。新型コロナウイルスも同様の可能性があると思いますが、専門家による検証が進むと、口腔清掃が重要であることははっきりしてくるでしょう。

ホームページをリニューアルしました

このたび、ホームページをリニューアルいたしました。今までよりワイドサイズで字も大きく見やすくなっていると思います。

トップページにはコロナ対策についての記載がございます。

当院でさ感染予防対策は万全を喫しております。口腔ケアは感染予防に非常に重要です。是非クリーニングにお越しくださいませ

口腔清掃はウイルス感染への水際対策です

前回のブログ内容と重複するところがありますが、非常に大切なことなので。

感染症予防のために大事なことは、身体を清潔にすることです。清潔な体の表面に病原菌は感染しにくいのです。しかし、手や体、髪を洗うことは心がけていても、お口の中を清潔にすることを忘れていませんか?

ウイルスの感染は、鼻と口と目から起こります。インフルエンザウイルスの場合、お口が不潔だと、口に入ってきたウイルスが感染しやすくなります。お口を清潔にし、健康に保つことはウイルス感染の水際対策なのです。お口に住んでいる細菌が出すタンパク分解酵素は、ウイルスが粘膜細胞の中に感染することを促進します。

ウイルス感染予防のために、お口の衛生管理を心がけてください。特に歯周病菌は強力なタンパク分解酵素を持っています。歯周病にかかっている方には、ご自身での口腔清掃と共に、歯科医院におけるプロフェッショナルケアも大事です。

最近のテレビをはじめとする報道で歯科医院はコロナウイルスへの感染の危険性が高いとの誤った情報が多くみられます。正しくは感染の危険性が高いのは医療従事者側です。当院では常日頃から新型コロナウイルスに対してだけでなく、すべての感染症に対する感染予防対策を行うことで「感染しない・させない」を徹底しています。

発熱や咳、嗅覚・味覚異常などの症状がない限り、歯科医院に来院されて治療、口腔清掃を行うことは安全であり、むしろ感染予防に役立つ行為になると思います。